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日本ボランティア学会 2008年度版 学会誌

1,885円

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特集 饗(あえ)──ローカルナレッジの可能性 (A5判152ページ) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - CONTENTS □巻頭対談│地域性・身体性・多様性 ──平田オリザ(劇作家、演出家)×福士正一(舞踏家) 特集 饗(あえ)──ローカルナレッジの可能性 ■グローバリゼーションの時代における「饗」の再構築に向けて ──山内修(2008年度大会実行委員長) ■生者と死者の協働態:イタコを招く講について ──斎藤博之(フリーランス・ルポライター) ■魂のボランタリズム:イタコ・大いなる存在との交感 ──笹森建英(弘前学院大学教員) ■アートを軸にしたパブリックな場づくりと活動の経緯、そしてこれから ──日沼禎子(国際芸術センター青森 学芸員) ■身近な生活から地域課題が見える、そして社会につながる ──三上公子(NPO法人活き粋あさむし事務局長) ■ここが、ふるさとであること:まちおこしゲリラの10年 ──島 康子(まちおこしゲリラあおぞら組 組長) 学会発 □多様なエッジの再生産と循環の場:カフェ連の役割 ──都賀潔子(日本ネットワーカーズ会議) □ボランティアの難問(上) ──楠原 彰(国学院大学) □マツリのようなたたかい:1988年埼玉県庁知事室占拠事件における「存在の現れ」の政治 ──猪瀬浩平(見沼・風の学校、明治学院大学) □「世間」を歩くと「世界」に出会う!?:「あなたのまちの『世間遺産』を探そう」の取り組みから ──岡部太郎(財団法人たんぽぽの家) 投稿 □論文│障害のある人の「学び」に関する一考察:インクルーシブデザイン・ワークショップ後のユーザーインタビューから ──太田啓子(大阪市立大学大学院) □論文│占領下日本のNPOの再編(上) ──秋葉武(立命館大学) □研究ノート│キャリアとボランティアを巡る考察:企業人のキャリアとボランティアに関する意識調査から ──安齋徹(早稲田大学大学院) 書評 □ボランティア社会の誕生:欺瞞を感じるからくり(中山淳雄 著) ──安藤雄太 □ボランティアから広がる公共空間(関嘉寛 著) ──諏訪徹 ▼オリザさんは冒頭で、東京の小劇場では、観客が全員批評家みたいだ、と言っていましたが、僕が最初に青年団の芝居を見たとき、びっくりしたんですよ。……もしかしたら日常生活というのも、自分の気の付かないところでは、演劇と同じくらいいろんなことをやっているのかもしれない。(福士正一) ▼イタコの巫業は国家システムに公式に繰り込まれなかった宗教である。……素朴であるが故に、迷信と見做された過去がある。それでありながら、カルト集団としての反社会的な弊害を及ぼしていない。……霊の働きは上からの啓示ではなく、命令、義務としてでもない。死者の霊であるホトケと依頼者は相互補完的な関係にある。(笹森建英) ▼東京や仙台にいる息子や娘に引っ張られるようにして、どんどん高齢者が転出していった。……友人がいても、病院があっても、離れて暮らしている家族にはそれが分からない。地域にソーシャルキャピタルが感じられないとか、インフォーマルなサービスが見えにくいということが問題になっている。わかりやすくサービスを見せていかねばならないと思った。(三上公子) ▼ボランティア(活動)は強制されたり義務化されたりしてはならない、といったこれまでの政府批判の段階はとっくに過ぎてしまったといえよう。国家権力とその代行機関、またはそのスポークス・パーソンたちは、もはやボランティアなどは眼中にないものといってもいいかもしれない。(楠原彰)

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