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『あなたは今、輝いていますか。 ―絆の結び直しの物語―』

3,080円

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魂がふるえる、夢ある運動がここにある。 奈良の地で芽吹いた「誰もが自分らしく生きられる家」づくりをめざす運動は、 関わる人たちそれぞれが思い描く夢を重ね合わせて次々に実現してきた。 その「わたぼうし」スピリットはアートと音楽の風に乗り、 奈良から全国へ、そして今や日本から世界へと広がっている。 絆を結び続けてきた「たんぽぽの家」、その50年の軌跡を綴る一冊。     たんぽぽ運動に関わる数多くの人たちもまた、その立場によってさまざまな体験をする ことになります。たんぽぽの家のメンバーであったり、役員、スタッフとして深く関わる ことになった人やその家族の人たちから、たんぽぽの家が催すわたぼうし音楽祭をはじめ とするさまざまなイベントで関わる人たちなど、その関わり方はさまざまです。そして、 それぞれの人たちが見る風景も千差万別です。  たんぽぽの家づくり運動に関わった人たちは、それぞれが感じた「やらなきゃ」という プロジェクトに深く携わっていきます。そして、それぞれが力を発揮してプロジェクトが 成り立っています。それらのプロジェクトの総体が、たんぽぽの家づくり運動として大き く結実することになります。  それぞれの人は、自分が関わった側面から言わば大きな「たんぽぽの家づくり運動」と いう樹を見ていることになります。大きな樹のうちの私が見ている小さな枝に関わる風景 をぜひ書き残したいと思ったのが、この本を編むきっかけでした。ですからこの本は、た んぽぽの家づくり運動の活動を記録するのが目的ではなく、あくまでも私が関わって、し かも他のスタッフなどが体験することができなかったであろう事柄について、できるだけ 詳しく書こうと試みたものです。  この本の構成は、大きく五つの部分からなっています。『第一部 多様な生き方を求め た半世紀』は、私がたんぽぽの家づくり運動に関わることになったきっかけから、紆余曲 折を経て深く関わるようになった物語です。 『第二部 わくわくの連続』は、私が主に関わった海外の団体との協働の記録です。たん ぽぽの家の活動がいかに多様であるかを理解していただくにはうってつけの内容です。  『第三部 「絆をもとめて」』は、2003年4月から2009年12月まで、158回にわたり奈良新 聞に掲載された私のコラム『絆をもとめて』の133回分を加筆修正したものです。その時 々の話題にスポットを当てて論じたものもありますが、大半はその時々のたんぽぽ運動に 関わるホットなニュースを届けることをめざして書いたものです。  『第四部 地域との関わりの中で』は、現在私が関わっている奈良での活動について書い ています。いずれも10年を超えるものです。たんぽぽの家づくり運動が地域で果たすべき 役割について考え、継続して関わるべき活動でその一翼を担う必要があると考える活動ば かりです。  『第五部 絆の結び直し』は、これまでさまざまな雑誌等に寄稿した文書を集めました。 直接たんぽぽの家づくり運動と関わりがないと思われるものが含まれていますが、私の中 ではぐるり回って繋がっています。  私は、常にみなさんに輝いていて欲しいと思います。みなさんが生きがいを見つけてそ れに没頭し、内からこみ上げる喜びを感じる瞬間があればいいと思っています。それは何 物にも代えがたいものです。まるで通奏低音のように響いているのを感じることができれ ばと願っています。

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