







障害とアートの研究会2023に集まった、福祉施設やNPOではたらく人、大学で研究を続ける人、学生などのなかから3人が寄せた文章をまとめました。
「自分のなかでもう一歩進めた取り組みに触れたい」「自分の言葉で書いたり、書く手前で考察したりする時間や機会がほしい」「ライティングを学びたい」といった動機で参加したメンバーが、今回の出会いを通してそれぞれの実践をあらためて見つめ、言葉にしています。
そのほか、研究会伴走者の柴川弘子さんの文章と障害とアートの研究会2023の記録で構成されています。限定300冊の販売です。
発行日 : 2024年3月31日
発行元:一般財団法人たんぽぽの家
仕様:B5サイズ 49ページ
デザイン・製本:岡﨑潤
企画・制作:障害とアートの相談室
*令和5年度 障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
<目次>
はじめに
変化をどう考えるか
武田 楽(NPO法人まる 工房まるスタッフ)
ムラタケへようこそ~僕とムラタクンの出会いのキセキ
堀建一(民族音楽屋ココペリ店主)
路地の開きについて
武捨和貴(NPO法人リベルテ代表理事)
鐘の音が聴こえる
柴川弘子
障害とアートの研究会2023の記録
[障害とアートの研究会]
2022年度より、岡山大学でESD研究(持続可能な開発のための教育)に取り組む柴川弘子さんを協働のリサーチャーに迎えて実施しています。1年目、2年目と継続して、「重度の障害のある人とアート」をテーマにしてきました。重度の障害のある人にとって、また高齢化により障害の重度化が進む障害のある人やその周辺でケアにかかわる人たちにとって表現活動、アート活動はどのような意味をもっているのかを考えています。
▼2023年度研究会レポート
https://artsoudan.tanpoponoye.org/event_report/4821
[障害とアートの相談室]
たんぽぽの家では、障害のある人の表現を通し、誰もが自由に表現できる社会、いきいきと生活できる社会をめざして、全国の福祉現場の人たちとともに課題を共有し学びあう機会をつくってきました。
2014年から、「障害者の芸術活動支援モデル事業」(厚生労働省)の一環として、奈良県を拠点に障害のある人たちのアート活動を支え広げていくことや、障害のある人、その支援者の課題の解決、また情報交換やネットワークづくりに取り組み、障害とアートの相談室をオープン。2017 年からは「障害者芸術文化活動普及支援事業」(厚生労働省)の一環として広域支援センター事業を受託し、奈良県にとどまらず、近畿圏域の支援センターや障害のある人たちの支援事業を担っています。
http://artsoudan.tanpoponoye.org